2023年10月、松江市の国道でバイクが転倒し、乗っていた男女2人が死亡した事故で、過失運転致死の罪に問われた被告の女に、禁錮1年6か月の実刑判決が言い渡されました。
判決をうけたのは、松江市の被告の女(23)です。
2023年10月4日夜、松江市玉湯町の国道9号線で、被告が運転する軽乗用車が道路沿いにある店のドライブスルーから道路に出たところ、右から来たバイクが転倒し、乗っていたともに20歳の男女2人が道路に投げ出され、死亡しました。
この事故で、被告は安全確認を怠ってバイクに気付かず道路に進入、追突を避けようと、バイクが急ブレーキをかけ、転倒につながったとして、過失運転致死の罪に問われていました。
29日の判決公判で、松江地裁の芹澤俊明裁判官は、事故の状況から被害者の落ち度は小さく、基本的な注意義務を怠った被告の責任は重いと指摘。
被告が事実を認めて反省し、誠意をもって被害者遺族への対応や弁償を行っていることを踏まえても実刑が相当だとして、禁錮2年6か月の求刑に対し、禁錮1年6か月の実刑判決を言い渡しました。
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