ノルウェーの首都オスロで12月10日に開かれるノーベル平和賞の授賞式で、今年の平和賞受賞が決まった日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員田中熙巳さん(92)=埼玉県新座市=が演説することが分かった。ノーベル賞委員会が28日までに明らかにした。
被団協は1956年に結成。「ふたたび被爆者をつくるな」を合言葉に被爆の実相を世界に訴え続け、核兵器廃絶運動をけん引してきた。ノーベル賞委員会は10月11日、核兵器のない世界の実現に向けた貢献を評価し、被団協への平和賞授与決定を発表した。(共同)
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