27日に投開票が行われた衆議院選挙で、能登半島地震に被災地を含む石川県能登地方を選挙区とする石川3区で、立憲民主党・前職の近藤和也さんが、選挙区としては2回目、通算、4回目の当選を確実としました。

近藤さんは、能登半島地震に加えその被災地を襲った豪雨災害によって選挙をしないよう訴えていましたが叶わず、名前をアピールするたすきをかけない状態で戦いました。

選挙戦では、被災地の復旧復興に対し政府が7回にわたり予備費で対応したことについて、被災者が生活再建への道筋を確実に描くには補正予算の編成が必要だと訴えました。

選挙運動最終日のきのうは立憲民主党の野田代表が街頭演説に訪れ、政権交代すれば1カ月で補正予算を組むと宣言するなど被災地に寄りそった姿勢を強調しました。

その結果、これまでは自民党・前職の西田昭二さんに大きく差をつけられてきた奥能登で票を伸ばし政権交代となった2009年の当選以来、15年ぶりの選挙区での当選を確実としました。

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