北海道南部の沖合で10月26日、相次いで漁船の乗組員が行方不明となった転覆事故で、鹿部町の男性1人が見つかりましたが、その後、死亡しました。
 函館海上保安部は、残る松前町の行方不明者の捜索を続けています。 

 行方が分からなくなっていたのは鹿部町の漁師 阿部芳晴さん(68)です。

 阿部さんの1人乗りの刺し網漁船が26日午前9時ごろ、鹿部町本別漁港沖で転覆しているを鹿部漁協の関係者が発見しました。

 函館海保によりますと正午前、本別漁港南側の波打ち際で、阿部さんがあおむけの状態で見つかり、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。

 一方、同日午前9時45分ごろ、松前町江良沖でも漂流していた無人の漁船が発見されました。函館海保が乗組員の捜索を続けていますが、まだ、発見されていません。

 函館海保によりますと、この無人の船は総トン数0.9トンの「漁船友笑丸」です。

 船発見時、鹿部町、松前町いずれも天気は晴れで、鹿部町の風速は6.0メートル、松前町は3.2メートルでした。

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