シカが関係する交通事故が秋に増加することを受けて10月24日、事故が多く発生している札幌市南区で警察官らがドライバーらへ注意を呼び掛けました。

 札幌市南区では2023年中、シカが絡む交通事故が市内で突出して多い129件発生。2024年9月現在も79件発生していて前年同時期に比べても増加しています。

 紅葉狩りで観光客が増える札幌市南区定山渓では24日、警察官らが注意を呼び掛けるチラシや木彫りのグッズを観光客へ手渡して事故防止を呼び掛けました。

 北海道内では2023年中、シカが関係する事故は調査を開始した2004年の約4.5倍「5287件」発生。2件の死亡事故もあり、全体の2割以上が10月に発生しています。

 2024年も事故は相次いでいて9月末現在で「2938件」(暫定値)。

 10月13日には千歳市支寒内でバイクと道路に飛び出してきたシカが衝突し、運転手の男性(45)が意識不明の重体のままです。

 北海道警南署(札幌市)斉藤勝交通官は「事故防止のポイントはシカの行動を予測することとスピードダウン。安全運転を徹底してほしい」と話しています。

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