38年前の女子中学生殺人事件で、有罪が確定し服役した59歳の男性の再審開始を決定しました。
前川彰司さん:
多くの皆さんのおかげ。本当に感謝しています。
前川彰司さんは1986年3月、福井市の市営住宅で当時中学3年生の女子生徒が殺害された事件で逮捕され、一貫して無罪を主張していましたが、有罪確定後7年間服役し、出所後に二度の再審請求をしました。
名古屋高裁金沢支部は、提示された新証拠は「『無罪を言い渡すべき明らかな証拠』と言える」として、裁判のやり直しを認める決定を下しました。
検察は「決定文を子細に検討し、適切に対応したい」としています。
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