フランス産ワインの今年の「ボージョレ・ヌーボー」が23日朝、関西国際空港に初めて到着した。輸入販売元のサントリーによると、果実がじゅわっと踊るようなジューシーな味わいで、濃いルビー色のワインに仕上がっているという。11月21日午前0時に解禁される。
フランスから陸路でドイツ・ミュンヘンまで運ばれ、ルフトハンザ航空機で約12時間かけて空輸された。750ミリリットル入り2640本が関空に到着し、税関の職員がボトルを手に取って申告通りの内容かどうかを検査した。
サントリーは、参考の販売価格を前年と同じ1本3256円に据え置いた。コロナ禍で落ち込んだ需要は回復傾向にあり、国内全体の輸入量は前年並みの16万5000ケース(1ケース12本入り)と推定する。
ボージョレ・ヌーボーは、フランス東部ブルゴーニュ地方のボージョレ地区でその年に収穫されたブドウで造った新酒で、フレッシュな果実味が飲みやすい。船便で欧州から1カ月半~2カ月かけて運ぶ普通のワインと違い、解禁日に間に合わせるため空輸された。【中村宰和】
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