標高795メートルの山間部にある神戸市灘区の市立六甲山小学校で23日、まきストーブの火入れ式があった。二十四節気の一つ「霜降（そうこう）」に合わせた恒例行事で、一足早い冬支度をした。
4～6年生の児童たち約30人が、体育館でライターなどの点火器具を使わずに木の板と棒をこすり合わせて摩擦熱で火をおこし、わらを束ねたたいまつに火を移した。玄関にある石造りのストーブに点火すると「やった」と歓声を上げた。
6年生の久保智輝さんは「無事に火がついたときは感動した。皆で頑張って火をおこした体験は、卒業してもずっと覚えていたい」と話した。【大野航太郎】
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
