当時生後3カ月だった次女の舌を刃物のようなもので切りつけたとして、福岡県警は22日、福岡県糸島市の会社員で当時19歳だった実父の男性(20)を傷害容疑で逮捕した。調べに対し「舌の表面を傷つけたことは間違いないが、刃物のようなものを使っていないし、切りつけてもいない」と容疑を否認しているという。次女は複数の骨折もしていたといい、県警は日常的な虐待の有無も調べている。
逮捕容疑は2023年12月21日午後6時ごろ、内妻の実家で同居する次女の舌の表面や裏の筋を刃物のようなもので切りつけるなどし、約3週間のけがをさせたとしている。県警によると、次女は舌先の表面の一部(幅約1センチ)がめくれ上がり、隆起した状態だった。
内妻が24年2月、次女の腕の腫れなどで福岡市内の病院を受診した際、頰のあざや複数の骨折が確認されたため、病院が「児童虐待の疑いがある」と県警と児童相談所に連絡。県警は、内妻の実家で24年1月20~21日に次女の両頰に暴行を加えてけがをさせたとして、男性を別の傷害容疑で今月2日に逮捕していたが、発表していなかった。県警によると、男性は頰への傷害容疑については「つねった」などと認めているという。
男性は21年春ごろから内妻と同居。内妻との間に長女(2)もいるが、虐待が疑われるようなけがは確認されていないという。【宗岡敬介】
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