沖縄県の宮古島で、大規模な停電が発生した。
一時、市内のほぼ全域が停電。
町には混乱が広がった。
沖縄県の宮古島に設置されている情報カメラの映像では、25日午前3時12分ごろ、街の明かりが一斉に消えたことが確認でき、大規模停電の瞬間をとらえていた。
停電したのは、宮古島市内のほぼ全域にあたる約2万5000戸。
住民が撮影した町の映像を見ると、明かりがついているのは車のヘッドライトだけ。
コンビニエンスストアの店内は、非常灯なのか、わずかに明かりがあるが、ふだんのような明るさではない。
停電は朝になってもほとんど解消せず、信号は消え、コンビニも休業。
コインパーキングでは、精算機を使うこともできなくなるなど、市民生活に大きな影響が出た。
地元住民「電気がないとWi-Fiもないし、情報が得られなくて。テレビもつかなくて困り果てました」、「冷蔵庫も開けたらどうなるんだろうと。開けようか開けまいか悩むところからスタート」
停電の影響で、給水ポンプに電気を使っているアパートやマンション、ホテルなどでは水道も使えなくなった。
関西から観光で来ているという旅行者も、部屋の電気がつかなくなり、水道も使えなかったと話す。
観光客「夜中の3時20分に目が覚めたけど、電気がつかへん。トイレ行って、水は流れたけど、手を洗おうとしたら水道が止まってる」
午後の授業が中止となったのは、停電の影響で給食が作れなくなった島の小中学校。
子どもたちは早めに帰宅することになった。
児童「帰れてよかった」
このほか、予定していた手術の中止や一般外来の休診を余儀なくされた病院もあった。
一方で、ほとんど影響を受けなかった家もあったようだ。
地元住民「うちはオール電化で蓄電池あるんで、全然知らなかった。(Q. テレビもついた?)ついていました。蓄電池さまさまでした」
その後、停電は徐々に解消し、発生から8時間半後の午前11時42分にすべて復旧した。
停電の原因について、沖縄電力は「発電所内の設備の不具合」と発表。
25日午後5時ごろから記者会見を開き、説明するとしている。
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