原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定を巡り、佐賀県玄海町議会の特別委員会が25日、処分地選定の第1段階である文献調査の受け入れを求める請願を賛成多数で採択したことを受け、北海道の鈴木直道知事は同日の定例記者会見で「個別の自治体についてコメントすることは控えたい。反対の意見を申し上げることに変わりはない」と、改めて反対の考えを示した。
この問題を巡っては、原子力発電環境整備機構(NUMO)が2月、資源エネルギー庁の審議会で、寿都町の全域と神恵内村南部の一部を次のステップである概要調査に進む適地とした文献調査の報告書案を公表。検証が進められている。一方、鈴木知事は移行に反対する考えを繰り返し表明していた。【金将来】
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