滋賀県大津市の新名神高速道路の工事現場で重さおよそ500キロのコンクリートブロックに両足を挟まれた男性が死亡しました。

警察と消防によると、21日午前9時40分ごろ、大津市大石小田原の新名神高速道路の工事現場で、「50代の男性が両足をコンクリートブロックに挟まれ意識がありません」と工事関係者から119番通報がありました。

■『のり面』補強のための重さ『約500キロ』のブロックに両足挟まれる

両足を挟まれたのは、大津市の会社員・中嶋泰照さん(54)で、工事関係者が中嶋さんの両足に横たわるブロックをどかし、駆けつけた救急隊員が男性をドクターヘリで病院に搬送しましたが、死亡が確認されました。

警察によると、コンクリートブロックは重さがおよそ500キロあり、高さ1メートルほどの正方形で、厚さが50センチあるということです。

警察とネクスコ西日本によると、現場は新名神の大津JCTと城陽JCT間の開通に向けて調整池の建設工事が実施されていました。

当時、調整池の『のり面』を補強するためブロックを積む作業が行なわれていましたが、ブロックを支えるストッパーが何らかの要因で外れたため、およそ500キロのブロックが倒れ、近くで作業していた男性が両足を挟まれたとみられます。

警察は事故当時の詳しい状況を調べています。

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