地域に根差した活動で、社会に貢献している個人や団体をたたえる「第17回タイムス地域貢献賞」の贈呈式が20日、那覇市久茂地のタイムスホールであり、2個人と3団体に賞状などが贈られた。
個人は、県野球連盟女子部長を務め女子野球の環境整備に尽力している仲本裕樹さん(46)=南城市=と、39年にわたり宜野座小学校の環境美化活動をボランティアで続けている安次嶺近榮さん(83)=宜野座村。
団体では、水難事故から身を守る泳法を出前講座で指導する「一般社団法人UITEMATE沖縄」(宜野湾市)、竹富町船浮集落で祭りを通した地域活性化に取り組む「船浮音祭り実行委員会」(竹富町)、食料支援や美容で女性の生活をサポートする「女性を元気にする会」(那覇市)が受賞した。(社会部・吉田光)
地元に笑顔、思い新たに 受賞者を祝福
20日に那覇市のタイムスホールで開かれたタイムス地域貢献賞の贈呈式。受賞者は駆け付けた関係者の祝福を受け、今後の活動へ思いを新たにした。
南城市の仲本裕樹さん(46)は、県野球連盟女子部長や小中学生の選抜チーム「沖縄ガールズ」の代表を務め、選手育成や競技普及に奔走する。「今後も女子野球の環境づくりに力を入れたい」と意気込んだ。
宜野座小学校で40年近く、草刈りや樹木の剪定(せんてい)などの植栽管理を担う宜野座村の安次嶺近榮さん(83)は「受賞を励みに、これからも頑張りたい」と話した。
一般社団法人UITEMATE沖縄(宜野湾市)は、溺れた時に着衣のまま浮く方法などを子どもたちに教えてきた。仲村翔代表(41)は「知識を広げ、備えることで事故を減らせる」と力を込めた。
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