防衛装備庁は18日、覚醒剤を使用したとして、50代の男性技官を懲戒免職処分にしたと発表した。新世代装備研究所(東京都)で自衛隊装備品の研究開発に携わり、職場の人間関係や仕事のストレスを理由に「7、8年前から使用を続けていた」と説明したという。
同庁によると、男性は7月18日に東京都内の医療機関を受診した際、言動が不自然だったことから覚醒剤の使用が発覚。覚醒剤取締法違反で逮捕、起訴され、10月7日、東京地裁で懲役1年6月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡された。
SNS(ネット交流サービス)を通じて覚醒剤を入手し、職場にばれないように休日を中心に数カ月から半年に1度のペースで使用していたという。同僚らへの譲渡は確認されていない。
同庁は懲戒処分に関する発表基準から、男性の氏名を非公表としている。【松浦吉剛】
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