宮城県気仙沼市を流れる大川で、採卵を目的としたサケの捕獲が10月18日から始まりましたが、震災後最も少ない水揚げとなりました。

18日朝、気仙沼市の大川では川幅いっぱいに張った網を使って、今シーズン初めてのサケの捕獲が行われました。

その結果、オス4匹、メス1匹のあわせて5匹と、初日の水揚げとしては震災後最も少なくなりました。5年前は200匹を超えていましたが、その後は不漁が続いています。

18日はメスが1匹で卵がまだ固いため、人工授精は次回の水揚げ以降に行うことになりました。

気仙沼鮭漁業生産組合 管野幸一組合長
「がっかりです。海の方も捕れていないということで、おそらく川にも上がらないだろうと予測していたので、まあこんなもんかと」

地元の漁業組合では、4年前から他の川で獲れた受精卵を購入し、稚魚の確保に努めてきました。今シーズンも購入を含めた336万匹の稚魚放流を目指すことにしています。

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