11月1日から“ながらスマホ”など自転車の危険な運転に対する罰則が強化されます。

これを前に、福岡県糸島市の高校で交通安全教室が開かれました。

スタントマンが事故の瞬間を再現するこの交通安全教室は、事故の怖さやルールを守る大切さを伝えようと、糸島農業高校で行われました。

自転車事故の中で全国的に増加しているのが、いわゆる“ながらスマホ”が原因の事故です。

一方、17日午前、買い物客などが自転車で行き交う福岡市中央区の赤坂交差点ではー

◆リポーター
「あちらの男性、右手でスマートフォンを操作しながら横断歩道を渡っています。耳にはイヤホンも着けていてとても危険です」

福岡県内では去年、自転車関連の死亡・重傷事故が138件起きていて、そのうち約5割に“ながらスマホ”や「一時不停止」などの法令違反があったということです。

こうした状況に歯止めをかけようと、11月1日から自転車の危険運転に対し罰則が強化されます。

自転車走行中にスマートフォンを使用した場合は、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金。

さらに、事故など危険を生じさせた場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。

◆糸島警察署 古川豊 交通課長
「“ながらスマホ”の自転車運転は、周りが見えない状態。重大な事故につながる危険が十分にあるので、しっかりと前を見て運転していただきたいと思います」

福岡県警は、命を落とすことにもつながる“ながらスマホ”の危険性や交通ルールを改めて呼びかけていくということです。

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