東京電力は福島第一原子力発電所での処理水の海洋放出について、通算10回目となる放出を10月17日午前11時43分に開始した。
11月4日までの19日間で、約7800トン、タンク8基分ほどの処理水を海水で薄めて海に放出する計画。
処理水の海洋放出は2023年8月に始まり、これまで約7万500トン、タンク70基分ほどが放出されている。
これまで、放出中の海水の分析などで基準を超える値は確認されていない一方、中国による禁輸措置の影響などで、処理水に関する賠償は9月25日時点で約420億円に上っている。
中国は日本産水産物の輸入を段階的に回復させる方針を示している。
処理水の海洋放出をめぐっては、東京電力は福島第一原発の敷地を圧迫するタンクの解体について、2025年1月ごろを目途に着手する方針。
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