天皇、皇后両陛下は14日、岐阜市で開催された国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席された。天皇陛下は式典で「地域の伝統や文化の魅力が再認識されるとともに、文化芸術活動の裾野が広がり、新たな文化の創造につながっていくことを期待しております」とあいさつした。
式典の冒頭、能登半島での元日の地震と、9月の記録的豪雨の犠牲者に対する黙とうがささげられ、石川県輪島市の伝統芸能「御陣乗(ごじんじょ)太鼓」が、保存会のメンバーによって披露された。天皇陛下は式典でのあいさつの中で「能登半島地震と、各地の大雨や台風などにより亡くなられた方々に改めて深い哀悼の意を表しますとともに、ご遺族と被災された方々にお見舞いをお伝えいたします」と述べた。
オープニングステージでは岐阜で育まれた伝統文化や芸能などが披露され、両陛下は終了後に出演者4人と懇談した。皇后雅子さまは詩の朗読をした県立岐阜北高3年の古田桃香さん(18)に、「とても心に響きました」と声をかけていた。【高島博之】
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