東京電力は10月14日、福島第一原子力発電所で行われている今年度5回目の処理水放出が午前11時59分に完了したと公表した。9月26日に始まった今回の放出では、タンク約8基分、7800トンあまりの処理水が海水で薄められて海に放出されている。放出中のトラブルはなかったという。
2023年8月からはじまった処理水の海洋放出は、通算で9回目となり、これまでにタンク約70基分、7万トンあまりが放出された。
これまで、放出中の海水の分析などで基準を超える値は確認されていない一方、中国による禁輸措置の影響などで、処理水に関する賠償は9月25日時点で約420億円に上っている。
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