長野刑務所は11日、受刑者に対して必要がないのに紙片を持って立たせるなどの虐待行為をした疑いで、男性看守を長野地方検察庁に書類送検したと発表しました。

特別公務員暴行陵虐の疑いで書類送検されたのは、長野刑務所の男性看守(33)です。

長野刑務所によりますと、男性看守は去年12月12日、刑務所内で1人の受刑者に対し、必要が無いのにA4サイズの紙片を持って40分ほど立たせるなどの虐待行為をした疑いです。

長野刑務所では、去年6月にも訓練担当の男性職員による受刑者への虐待行為が判明していて、「監獄人権センター」が法務省矯正局に調査を申し入れていました。

この申し入れを受けて調査を行った結果、今回の行為が判明したということです。

長野刑務所は、男性看守を「戒告」の懲戒処分としました。男性看守は11日付で辞職したということです。

長野刑務所は「今後の捜査に全面的に協力していくとともに、再発防止のための職員指導を徹底し、失った信頼の回復に努めてまいります」とコメントしています。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。