旧優生保護法のもとで、不妊手術を強制された被害者らを救済する法案が可決・成立したことを受け、この地方で裁判を起こしている原告が会見しました。
旧優生保護法を巡っては最高裁が憲法違反と判断し、不妊手術を受けた本人に1500万円を支払うことなどを盛り込んだ補償法案が、参議院本会議で可決、成立しています。
聴覚障害を理由に不妊手術を強いられた名古屋市の尾上一孝さん(77)と妻の敬子さん(74)は10日、会見を開きました。
尾上一孝さん:
「心からやったと思った。ですが76年間、長い間苦しみました。もっと早く解決して欲しかった」
名古屋地裁が尾上さん夫妻への1650万円の賠償を認めた裁判では、国が控訴していましたが、原告側によりますと11月にも和解する模様です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。