58年前、静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(88)の無罪が確定したことについて警察庁長官が会見で「重く受け止めている」とコメントしました。
露木康浩長官は会見で、「警察庁としても重く受け止めている。警察庁としても今後の教訓とするところがあればしっかり受け止めてより一層適正な捜査に取り組んでまいりたい」と述べました。
1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審で、静岡地方裁判所は9月26日に無罪の判決を言い渡し、検察は10月9日、控訴の権利を放棄する手続きを取り、袴田さんの無罪が確定しました。
捜査当局の証拠の捏造を認めた判決が確定したことについて、きょう10日の定例会見で問われた露木長官は「静岡県警でも可能な範囲であらためて事実確認を行う」とコメントしました。
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