秋田県由利本荘市の80代男性が「特別融資」と記されたファックス文書の連絡先に融資を申し込んだところ、「手数料が必要」などと言われ、現金約305万円をだまし取られた。

9月中旬、由利本荘市に住み個人事業を営む80代男性の元に、「中小企業 経営力強化資金 特別融資」などと書かれた文書がファックスで届いた。

男性が記載された電話番号に電話をかけ融資を申し込むと、相手の男から「融資を受けるには契約事務手数料と特約担保金を支払ってください」と言われ、指定された個人名義の口座に現金を振り込んだ。

すると「金額が間違っていたのでもう一度振り込んでください」と指示され、その後、男性は指定された口座に7回にわたり現金約305万円を振り込み、だまし取られた。

男性は10月9日に金融機関の窓口で再び金を振り込もうとしたところ、職員が不審に思い、警察に通報して被害が発覚した。

警察は「融資を受けるために手数料・保証金を要求するのは特殊詐欺の手口」として注意を呼びかけている。

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