第50回衆議院議員選挙を前に、警察庁は10日、全国警察本部長会議を開き警察庁長官が候補者の演説は屋内会場を優先的に選ぶよう主催者に働きかけるなど警護の徹底を訓示しました。
露木康浩 警察庁長官:
一昨年の参議院議員通常選挙において発生した安部元総理銃撃事件、岸田前総理に対する爆発物襲撃事件に改めて思いを致し、要人等に対する襲撃事件を二度と起こさせないという強い決意のもと、警護に万全を期して頂きたい。
第50回衆院選の日程が10月15日公示、27日投開票と決まったことを受け、警察庁は10日午後全国警察本部長会議を開きました。
露木長官は会議の冒頭で、トランプ前大統領への銃撃事件に触れ、「これに触発された犯行が起きないとは限らない」と指摘したうえで、高所等の聴衆エリア外の警戒や、候補者の演説は屋内会場を優先的に選ぶよう主催者に働きかけるなど、警護を徹底するよう訓示しました。
今回の選挙は安部元総理銃撃事件を受け、2022年に制定された新たな警護要則に基づいて警護が行われる初の大規模な国政選挙となります。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。