愛媛県松山市の沖合で8日未明に自動車運搬船が浅瀬に座礁した事故で、運搬船はこの日の深夜にタグボートにひかれ離礁しました。松山海上保安部は業務上過失往来危険の疑いで調べています。

事故の現場は松山市の中島の近くにある小市島の沖合で、8日午前2時頃に日本郵船所有の自動車運搬船「ZEUSLEADER」が浅瀬に乗り上げました。

松山海上保安部によりますと、自動車運搬船はこの日の午後11時頃に満潮を待ってタグボートにより浅瀬からひき出され、その後に伊予市の沖合に留まっています。

船には当時、乗組員27人が乗っていて、事故によるケガ人や油の流出はないとしています。

海上保安部は船の底の状況を調べるとともに、業務上過失往来危険の疑いで、船長や操船者らから事情を聴いています。

船は自動車を乗せ広島港から山口県防府市に向かっていました。

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