静岡県沼津市出身の俳優、磯村勇斗さん(32)が7日、県庁の鈴木康友知事を表敬訪問し、自身が企画する秋の映画イベント「しずおか映画祭」をPRした。鈴木知事は磯村さんに「ふじのくに観光大使」を委嘱し、映画祭を県をあげて盛り上げていくことを約束した。
第1回目の今年は11月4日、同市の市民文化センターで開催される。同郷の原田眞人監督による「わが母の記」がオープニングを飾るほか、磯村さんも出演する「さかなのこ」などゆかりの作品がラインアップ。また磯村さんが「親友」と呼ぶ俳優、北村匠海さんが初めてメガホンを取った短編映画「世界征服やめた」も来年2月の公開に先駆けて上映される。
知事室で委嘱状を手渡された磯村さんは「静岡は(かつて)映画の文化がすごく栄えていた街。長くやって、静岡の人にとっての『お祭り』になるような映画祭にしたい」と目を輝かせていた。鈴木知事は「静岡全体がポテンシャルがあるので、全県で(映画振興に)取り組んでいきたい」と語った。【最上和喜】
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