岩手県内では10月7日、盛岡市・宮古市・遠野市でキノコ採りなどによる山岳遭難が相次ぎました。
合わせて3人の高齢男性が行方不明となり、このうち宮古市の87歳の男性が遺体で見つかりました。

このうち盛岡市では7日午後6時半ごろ、「キノコ採りに出掛けた70代の夫が帰らない」と市内に住む女性から警察に通報がありました。

警察によりますと行方不明の70代男性は7日の午前11時ごろに外出したことがわかっていて、警察が捜索したところ8日朝盛岡市川目の山林で男性の軽乗用車が見つかりました。

男性の携帯電話はつながらない状態で軽装で入山したとみられています。

8日は男性の弟も山へ駆け付け捜索に加わりました。

行方不明の男性の弟
「今の山は野生動物もいるし雨にうたれ低体温症とか考えてしまう。一晩たって山の中というのは(心配)」

内記和人記者
「午前11時を回りました。これから警察と消防などによる捜索が始まります」

8日は警察と消防など約20人と防災ヘリも出動して捜索が行われました。
親族によりますと男性は先ほど救助されたということです。

また県内では7日、宮古市赤前でキノコ採りで山に入った近くに住む87歳の男性の行方が分からなくなっていましたが、警察などの捜索の結果8日午後に山の中で遺体で発見されました。

遠野市小友町でも7日に山に入ったとみられる70代男性の行方が分からなくなっていて、8日も捜索が行われましたが発見には至っていません。

警察は「山には2人以上で入ること」、そして「連絡手段として携帯電話を持って入山してほしい」と注意を呼び掛けています。

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