親子の間に一体何があったのでしょうか。

 札幌市白石区の自宅で40歳の母親の首を絞めて殺害した疑いで、中学3年の15歳の少年が逮捕された事件。

 少年は調べに「ひもで首を絞めた」などと話しています。

15歳の少年 母親を殺害容疑で逮捕

 「事件があったアパートには複数の捜査員が入っていきます。これから内部での調べが始まります」(阿部空知 記者)

 閑静な住宅街にあるアパートで10月8日に行われた警察の現場検証。事件が明るみになったのは、警察への一本の電話です。

 「母親を殺した」(少年からの110番通報)

 自らこのように110番通報したのは中学3年の15歳の少年でした。

 通報を受け警察官が駆け付けると、意識がなく床に仰向けの状態で倒れている母親が。一体、親子の間に何があったのでしょうか。

事件発生 近隣住民の証言

 事件があったのは札幌市白石区の自宅アパートの一室。7日午前9時50分ごろ、少年は同居する40歳の母親の首を絞め殺害した疑いが持たれています。

 近所の人は。

 「サイレンが聞こえたので、何かあったのかと思った。外を見たらパトカーなどが止まっていた。警察官とか消防士が見えた」(付近の住民)

 殺人容疑で逮捕された少年、そして亡くなった母親。2人を知る人は。

 「(母親は)すごい子ども思い。第一に(子どもの)心配が先にくるような感じ。でも一緒に遊ぶと心から楽しんでいるような感じのお母さん」(親子を知る人)

犯行の背景は…

 事件当時、自宅には親子2人だけだったとみられています。少年は学校のジャージを着ていて、母親と何らかの口論となっていた可能性も。

 警察の調べに対して少年は。

 「ひもで首を絞めた」(少年の供述)

 司法解剖の結果、母親の死因は頸部圧迫による窒息と判明。首には線状の痕が残っていました。

 中学生の少年が母親の命を奪った衝撃的な事件。警察は犯行の動機を含め、詳しい経緯を調べています。

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