1966年、当時の清水市(現在の静岡市清水区)で一家4人が殺害された事件のやり直しの裁判で、静岡地裁が袴田巖さんに言い渡した無罪判決に対し、検察側が控訴しないことを決めました。逮捕から58年、死刑確定から44年、袴田さんの無罪が確定します。

1966年、当時の清水市で一家4人が殺害された事件の犯人として1980年に死刑が確定した袴田巖さんの再審・やり直しの裁判で、静岡地裁は9月26日、袴田さんに無罪判決を言い渡しました。

控訴期限は10月10日までですが、検察は8日、控訴しないことを明らかにしました。

検察の控訴断念が決まったことで、逮捕から58年、死刑確定から44年の時を経て、袴田さんの無罪が確定することになります。

袴田ひで子さん:
これでやっと一区切りつくと思ってうれしいです。一段落というか、一件落着になると思うと大変うれしい

巖には、その前に出かけましたので全然言っていません。帰ってきての具合で話しするかどうかわかりません。もうすでに「無罪で勝ったよ」ということは言っているので、改めて言うほどのことでもないと思っている

(連絡を受けた時に)たまたまいた人たちと大いに盛り上がりました。もうわかっていたから別段感激もしませんでした

(Q.いつも以上に良い笑顔な気がしますが…)
ありがとうございます。長い間みなさんには大変お世話になりました。一件落着なのでいろいろありがとうございました

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