袴田さんのやり直し裁判の無罪判決に対する10月10日の控訴期限を前に、検察は控訴を
断念したことを明らかにし、畝本直美 検事総長の談話を発表しました。
畝本直美 検事総長談話:
控訴をしないこととしたが「5点の衣類」を捜査機関のねつ造と断じたことには強い不満を抱かざるを得ない。判決は到底承服できないもので、控訴して上級審の判断を仰ぐべき内容であると思う
畝本直美 検事総長は、このように判決結果に対して強い不満を述べています。
ただ、結論は次の通りです。
畝本直美 検事総長談話:
袴田さんが相当な長期間にわたり法的地位が不安定な状況に置かれたことに思いを致し熟慮を重ねた結果、控訴してその状況が継続することは相当ではないとの判断に至った
また、袴田さんが長きに渡って法的地位が不安定な状況に置かれることになったことに対しては、「刑事司法の一翼を担う検察としても申し訳なく思っております」と謝罪の言葉がありました。
静岡地検は10月9日上訴権を放棄する方針で、これにより袴田さんの無罪が確定します。
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