5年前に相次いだ山口組と神戸山口組の抗争事件で、対立する暴力団の組員を銃撃した罪などに問われている暴力団組長の裁判員裁判が始まりました。

暴力団「山健組」の組長・中田浩司被告(65)は、神戸山口組の傘下にあった5年前、神戸市で、山口組系の組員(当時51歳)を銃撃し、重傷を負わせた殺人未遂の罪などに問われています。

この事件を含む抗争が相次いだことをきっかけに、神戸山口組と山口組は、「特定抗争指定暴力団」に指定されています。

8日の初公判で中田被告は、「すべて間違っています。私は犯人ではありません」と起訴内容を否認しました。

一方、検察側は冒頭陳述で、防犯カメラに写っていた男の服装が中田被告と一致することや、組同士が対立関係にあったことなどから、中田被告が犯人だと指摘しました。

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