6日、埼玉・川口市で撮影された映像には、体長約60cmで左手の一部がないサルが、外周柵の上を歩く様子が映っていました。

動画の投稿者は、当時の状況について「10月6日、日曜日の朝5時くらいですね。近づいても攻撃的な状況じゃなかったので、疲れているのかなっていう印象がありました」と振り返ります。

市街地に現れたサルは、どこへ向かうのでしょうか。

7日午前中に東京・板橋区で撮影された看板の上で身をかがめて座るサルの画像を見てみると、左手の一部がないように見えます。

「サルが車のワイパーをいじっていた」などといったサルの目撃情報は、午前6時ごろから昼過ぎまでの間に相次ぎました。

サルは板橋区志村や徳丸、練馬区の北町や光が丘、谷原、石神井と徐々に南下しているようです。

左手の一部がないサルは、先週水曜日の2日午前9時半ごろにも、千葉・野田市にあるゴルフ場の近くで目撃されていました。
映像に映る歩くサルの姿を見ると、左手の一部がないのが分かります。

都内で目撃情報が相次いだサルは、千葉県で目撃された左手の一部がないサルと同一個体なのでしょうか。

専門家は、次のように解説します。

アジア動物医療研究センター・パンク町田センター長:
同じ個体である可能性は高いと思います。おそらく暖かいところを求めている感じに見受けられます。これから冬が近づくにつれて、もっと極端に目に見えて暖かいところを求めて移動するようになる。

さらに、万が一サルと遭遇した場合については「無視してください。手がないからかわいそうと言って餌を与えたりしますと、今度は逆に人が襲われるようになってしまいますので、そういうことは一切やめるということが良いと思う」としています。

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