燃料デブリの試験的取り出しで不具合を起こしたカメラの対応をめぐり、東京電力は週末も検討を続けたが、結論は出ていない。

福島第一原子力発電所2号機での燃料デブリの試験的取り出しは、ロボットが一度はデブリに触れたものの、カメラの映像が途切れ中断した。
カメラは強い放射線に晒されたことで内部に電気がたまって不具合を起こしたとみられ、再起動したり強い電圧をかけるなどしたものの復旧しなかった。

東京電力は先週末、カメラやケーブルの交換も見据えた検証を行い、今後、方針を公表するとしていたが、現時点で結論は出ていない。
試験的取り出しの再開は見通せないままだ。

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