全国の神社を束ねる「神社本庁」で、最高幹部から指名されたのに総長に就任できていないとして、宮司が地位の確認を求めた裁判で、最高裁は、宮司側の上告を退ける決定をしました。

神社本庁の「総長」を巡っては2022年、最高幹部の「統理」が芦原高穂宮司を新総長に指名したものの、役員会で多数が現総長の続投を望んだため、芦原宮司は自身が総長であることの確認を求める裁判を起こしました。

一審の東京地裁は、「役員会が議決で決定していない以上、総長には就任していない」として訴えを退け、二審もこの判断を支持したことから、宮司側が上告していましたが、最高裁は3日までに上告を退ける決定をしました。

これで芦原宮司を総長と認めないとする判決が確定しました。

神社本庁・田中総長:
最高裁の判決が出て、役員会組織も含めた混乱が収拾されると思っております。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。