(解説:吉田裕美気象予報士)

10月3日の岩手県内は一気に肌寒くなり、風が冷たい1日でした。
記録的な暑さになった前日と一転して気温が急降下しました。

どのくらい急降下したかを見てみると、3日の最高気温が20℃に届いた地点は6地点しかありませんでした。
2日は釜石と一関で30℃を超えて真夏日になりましたが、釜石は2日より9.3℃、一関は2日より11.2℃も低くなりました。
盛岡は17.9℃、各地10月上旬から下旬並みとなっています。

なぜこんなに気温が下がったのかというと、2日は前線の南側・夏の空気に覆われていましたが、3日は前線が南下して前線の北側・秋の空気がどっと入ってきたためです。

北海道付近にある高気圧の縁を回るように冷たい海風も流れ込んできたため極端に気温が上がらなかったということになります。

風邪などひかないようにくれぐれも気をつけください。

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