3日県内では、歩行者が車にはねられる死亡事故が相次ぎました。八代市では男性が軽ワゴン車にはねられ、宇土市では女性が軽自動車にはねられ、死亡しました。

【渕上洋平カメラマンリポート】
「八代市の事故現場です。現在、警察による現場検証が進められています」

3日午前6時前、八代市岡町中の国道3号線で、道路を歩いていた近くに住む中田 久夫さん(50)が、軽ワゴン車にはねられました。

中田さんは腰などを強く打って病院に運ばれましたが間もなく死亡しました。

警察によりますと、中田さんと軽ワゴン車は同じ方向に進んでいて、道路の左脇を歩いていた中田さんに、後ろから走ってきた軽ワゴン車の左前方がぶつかったとみて調べています。

軽ワゴン車を運転していた男性は警察の調べに対し、「ぶつかるまで気が付かなかった」と話しているということです。


宇土市旭町では3日午前10時40分ごろ、道路を直進していた軽自動車が近くに住む堀江 みちこさん(75)をはねました。堀江さんは心肺停止の状態で病院に運ばれ、およそ2時間半後に死亡しました。

警察は、軽自動車を運転していた宇土市一里木町の無職、田尻 弘子容疑者(85)を過失運転致傷の現行犯で逮捕。田尻容疑者は容疑を認め「ぶつかって初めて気づいた」と供述しているということです。

現場は片側1車線の市道で、横断歩道や信号機はないということです。

警察は容疑を過失運転致死に切り替え、当時の状況を調べています。

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