鳶口(とびぐち)とよばれる工具で、40歳の男性の頭を殴り殺害しようとしたとして会社員の50歳の男が逮捕されました。

 男は「殺害する目的はなかった」などと話しています。

 逮捕されたのは北海道美幌町に住む会社員の諸橋啓伸 容疑者(50)です。

 諸橋容疑者は9月30日午前6時30分ごろ、美幌町元町の共同住宅の駐車場で会社の同僚の男性(40)の頭を鳶口で殴り、殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いがもたれています。
 
 警察によりますと、付近の住民から「男2人が喧嘩していて1人が凶器を持っている」などと警察に通報がありました。

 現場に駆け付けた警察官が状況を確認し、諸橋容疑者を逮捕しました。

 男性は頭部から出血し救急搬送されました。話はできるということです。

 凶器として使われた鳶口とは、棒の先端に鳥のくちばしに似た金属が付いたもので、一般的に工事現場で木材をひっかけ運んだり、火災現場で建物の取り壊しに使ったりする工具です。

 今回使われたのは、約40センチの木の棒に金属がついたものでした。

 警察の調べに諸橋容疑者は「鳶口で頭を叩いたが殺害する目的はなかった」などと容疑を一部否認しています。

 警察は2人の間にトラブルがあったとみて、動機などを調べています。

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