大漁旗やのぼりを風になびかせて海上を走る「みあれ祭」の漁船団=福岡県宗像市沖の玄界灘で2024年10月1日午前9時42分、本社ヘリから上入来尚撮影
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 世界文化遺産「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」を構成する宗像大社(福岡県宗像市)の秋季大祭が1日、海上神幸「みあれ祭」で幕を開けた。約120隻の漁船が大漁旗をはためかせ、玄界灘に浮かぶ大島から本土の同市神湊(こうのみなと)までを勇壮に進んだ。

 宗像大社は古事記や日本書紀にも登場する国内最古級の神社の一つで、本土と沖ノ島、大島にある3宮の総称。大祭は、本土の女神が2島の女神を年に1度迎え、豊漁や航海安全、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る神事で、午前9時半に2島の女神のみこしを乗せた御座船2隻が漁船団に守られて大島港を出港。秋晴れの穏やかな海を白波を立てて進み、約1時間にわたって荘厳な海上絵巻を見せた。【荒木俊雄】

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