■神社など6件連続放火の罪

京都府福知山市で6件の放火に関与した罪に問われている男の裁判で、検察側は懲役5年を求刑しました。

福知山市に住む当時大学生だった19歳の男は、去年5月から6月にかけてホームセンターや神社に放火するなど合わせて6件の不審火に関与した罪に問われています。

■検察側「完全責任能力あり」弁護側「心神耗弱だった」

これまでの裁判で男は起訴内容を認め、動機について「建物に火をつけて大きな火を見たかった」「世間の注目を集めたかった」と話していました。

争点は、男の責任能力の有無や程度で、検察側が「完全責任能力があった」と主張する一方で、弁護側は「心神耗弱だった」として減刑を求めています。

■「燃えやすく人目につかない神社を選択。危険極まりなく悪質」

24日の裁判で検察側は「動機は身勝手かつ自己中心的。燃えやすく人目につかない神社などを選択していて、一連の犯行態様は危険極まりなく悪質」などと指摘し、懲役5年を求刑しました。

判決は6月12日に言い渡される予定です。

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