公共工事の入札情報を、地元業者に漏らした罪に問われている、奈良県三郷町の前町長に、執行猶予のついた有罪判決が言い渡されました。

三郷町の前町長・森宏範被告(65)は、2020年、保育園の仮設園舎の建設工事などの入札で、町内の業者に設計金額を漏らして、公正な入札を妨害した罪に問われています。

森被告は、「地元企業を優遇したかった」などと、起訴内容を認めています。

27日の判決で、大阪地裁は「入札制度の根幹を揺るがすもので悪質」とした上で、「職を辞していて、社会的制裁を受けている」などとし、森被告に懲役1年6カ月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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