愛媛県松山市の認知症の女性を狙った詐欺未遂事件で、リフォーム会社の代表の男ら2人が伊予市内の高齢女性に屋根の工事のクーリングオフを巡り、契約解除を妨げるためウソを告げた疑いで25日に再逮捕されました。

特定商取引法違反の疑いで逮捕されたのは、松山市余戸南の建設業「ワンエイト」の代表取締役・松本幸夫容疑者(39)、当時従業員だった男(39)のあわせて2人です。

警察の調べによりますと松本容疑者らは2月29日、伊予市内の80代の女性と自宅の屋根の補修などの工事を相場より高額で契約。女性の長男(50代)から翌日に契約の解除を申し出された際、クーリングオフで無条件で解約できるのに、「材料や足場の費用でキャンセル料がかかる」などと、ウソをついた疑いがもたれています。2人の認否は明らかにされていません。

伊予市の女性は行政機関への相談を経て契約が解除されたため、金銭的な被害はなかったということです。

ワンエイトを巡っては、松山市内の認知症の女性と工事契約を結び代金を請求しようとした疑いで摘発されていました。

警察は工事の契約トラブルの相談を約100件受けていて、特定商取引法違反の容疑で今年4月に合同捜査班を設置。事務所の家宅捜索では2022年1月以降から約500人、約1億9000万円分の契約書類を押収していて、8割以上が70歳以上の高齢者でした。

警察は余罪などを追及し実態の解明を進めます。

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