経営する会社の社債の購入費用を知人男性からだまし取ったとして逮捕された元会社社長が、警察に出頭した時点ですでに18億円を超える負債をかかえていたことが明らかになりました。

詐欺の疑いで逮捕された「東日本保険財務企画」の元社長、清水直明容疑者(49)は9月26日朝、送検されました。

警察によりますと、清水容疑者は去年4月5日、知人の60代の男性に「利息が必ず出る」などと嘘を言って社債600万円を販売し、だまし取った疑いが持たれています。

清水容疑者は去年9月「自分がしたことが詐欺になるかもしれない」と警察に出頭しましたが、関係者への取材で、清水容疑者が出頭した時点の負債額は18億5000万円以上に上っていたことがわかりました。

社債の販売をめぐっては、警察に10億円を超える被害相談が寄せられていて、当時、利息の支払いができない状況だったにも関わらず、知人などから社債販売の名目で金を集め続けた可能性があり、警察が調べを進めています。

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