沖縄県内の書店員が一番読んでほしい本を決める「第10回沖縄書店大賞」(主催・同実行委員会)が23日に発表され、沖縄部門の大賞に「リメンバリングオキナワ」(岡本尚文、當間早志・トゥーヴァージンズ)が選ばれた。準大賞は「アゲアゲめしAWARD公式ガイドブック」(ぴあ)だった。

 リメンバリングオキナワは、沖縄本島内55カ所の定点写真で戦後復興期と現代を比べ、沖縄の暮らしや文化の変遷をたどっている。

 同日、那覇市の県立博物館・美術館で授賞式があり、岡本さんは「多くの皆さんの記憶の扉をたたき、生活の歴史に気づくきっかけを作りたい」と喜んだ。當間さんは「当時を知る先輩方と若者とのコミュニケーションに役立ててほしい」と期待した。

 優秀賞は「日本バスケの革命と言われた男」(安里幸男・双葉社)、「沖縄のスーパーお買い物ガイドブック」(室井昌也・論創社)、「ボクとおば~のフシギな話 1」(杉作、ヤースー・リイド社)。

 小説部門の大賞は「続 窓ぎわのトットちゃん」(黒柳徹子・講談社)、絵本部門の大賞は「大ピンチずかん2」(鈴木のりたけ・小学館)だった。(社会部・玉城日向子)

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