記録的な大雨となった能登地方ではこれまでに6人が死亡し、安否不明を含む10人の行方がわからなくなっています。

石川県内では21日から線状降水帯による猛烈な雨が降り続き、各地で土砂崩れや洪水が発生し6人が死亡、安否不明を含む10人の行方がわからなくなっています。

元日の能登半島地震で大きな被害が発生し、各地に建設された仮設住宅でも濁流が押し寄せ、輪島市や珠洲市で770棟以上が床上浸水したということです。

また輪島市久手川町では、近くを流れる塚田川の濁流により住宅4棟が流され、4人の安否がわからなくなっています。

22日午後から警察や消防による捜索が行われ、現場から700メートルほど離れた塚田町で高齢男性1人の遺体が見つかったということです。
身元など詳しい情報は入っていません。

消防によりますと、中学3年生の喜三翼音さん(14)など残る3人の安否は今もわかっていません。

翼音さんの父親・喜三鷹也さんは「なんて言っていいかその場になってみないと難しいですけど、抱きしめたいですね」とコメントしました。

消防は23日も引き続き捜索を行うということです。

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