お米が手に入らず“令和の米騒動”という言葉も出てきていますが、少しずつ解消傾向にあるようです。

解消の鍵となる新米は首都圏に届くのかというところですが、13日はうれしい映像が続々と入ってきました。

福島・会津坂下町の倉庫では、新米の2024年初めての等級検査が行われました。
「ひとめぼれ」という品種のお米、大きさなど見た目の品質を示す等級でいずれも1等米の判定でした。
関係者によりますと、収穫量も例年並みになるということです。

続いて、福井市内のスーパーでは、12日からコシヒカリの新米が店頭に並び始めました。
しかし、買い物客から聞かれたのは「高いな。ちょっと手が出ない」「びっくりしました。買えないです、でも買わないといけないし。どうしましょう」という声。
値段は2023年の1.6倍になってしまっているということです。

そして新潟でも、県外向けの新米の出荷が12日から始まりました。
米不足を受けて2023年よりも2日早いそうで、「JA新潟かがやき」では、2023年よりも18トン多い116トンが県外用で、最初の出荷分は関東地方に届けられるということです。

イット!は東京都内のスーパー9店舗に取材しました。

まず、新米が入っているかどうかですが、全ての店舗で新米が入ってきています。
多くのお店で先週の後半以降ぐらいから店頭に並んでいて、数量制限なども終了しているということです。
そして、13日午前のお米売り場の写真では、たくさんのお米が並んでいるのが確認できます。

ただ、気になる値段は、どの店舗も2023年に比べて高くなっていて、2023年より5割から7割も高くなっているところもあるということです。

では値段はいつ落ち着くのか、新潟食料農業大学の青山浩子教授によると、もうしばらくの辛抱で「価格は落ち着いてくる」とのことです。

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