北海道旭川市

 北海道旭川市は23日、市科学館で20日に開催したサイエンスショー「燃焼の実験」で使用したアクリル製の筒が破裂し、最前列で見ていて破片が当たった小学生3人と保護者1人の計4人が、頰や膝などから出血したり、打撲したりするけがをしたと発表した。

 市によると、事故が起きたのは、密閉した筒の中の空気を急激に圧縮して温度を上昇させ、中に入れたティッシュペーパーを発火させる圧縮発火の実験。1回目で失敗し、2回目はティッシュより発火しやすいフラッシュコットンを使用。適量の2~3倍を入れたため急激に燃焼し、破裂したという。

 実験を担当したのは今月採用された会計年度任用職員で、ショーでの実験はこの日が初めてだった。市は安全が確認されるまで、同館で火を使うショーは取りやめる。【横田信行】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。