愛知県の海で、いるはずのないペンギンがぷかぷか浮かぶ姿が撮影されました。

波打ち際でのんびりしているように見えますが、この時、動物園から脱走中。

脱走したのはケープペンギンのペン。
海水浴場で開かれた夏休み限定の出張動物園に参加していましたが、撤収作業中にネットをすり抜けて出てしまったのです。

劇団ペンターズ 飼育員・今井亮輔さん:
生まれてこの方、生きた魚を捕る学習をしていないので、このままエサが捕れない状況が続くと非常に危険です。

そして2週間がたった8日のことでした、目撃情報が動画付きで入ったのです。

その姿は、みんなの心配をよそに悠々自適。

場所は脱走現場から45kmも離れた海水浴場。

すぐに駆け付けると無事発見。
ペンは外傷もなく状態も非常に良好だといいます。

劇団ペンターズ 飼育員・今井亮輔さん:
正直なところ言うと「本当かよ」と疑ったのが最初。奇跡と言わざるを得ない。

生きた魚を捕ったことがないという温室育ちのペンは、なぜ奇跡の生還を果たせたのでしょうか。

劇団ペンターズ 飼育員・今井亮輔さん:
カニか魚か何かしらを食べて生活していたのかなと思います。ペンが機転を利かせたのか、学習範囲内のエサを得たのか。

また、ちょうど羽毛の生え変わりの時期で、体に栄養を蓄えていたことも理由ではないかということです。

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