サッカー日本代表の伊東純也選手が女性2人から刑事告訴されていた問題で、新たな動きがありました。

伊東選手から逆告訴され不起訴処分となった女性2人について、伊東選手が検察審査会に審査を申し立てていたことが10日、明らかになったのです。

審査の行方次第では、大阪地検が再び女性2人の捜査に乗り出す可能性が出てきます。

世界トップクラスのスピードを武器とし、“イナズマ純也”とも呼ばれる伊東選手。

順風満帆だった伊東選手を取り巻く環境が激変したのは、2024年1月のこと。
「性加害を受けた」として、女性2人から刑事告訴されたのです。

これに対し、伊東選手側は女性2人の訴えは虚偽だとして逆告訴。
さらに、約2億円の損害賠償を求める民事訴訟にも踏み切ったのです。

大阪府警は7月、準強制性交致傷の疑いで伊東選手を、虚偽告訴の疑いで女性2人をそれぞれ書類送検。

そして8月9日、大阪地検は嫌疑不十分として、伊東選手と女性2人の双方を不起訴としました。

ところが、この不起訴処分を不服として、伊東選手が検察審査会に審査の申し立てをしていたことが、10日、新たに分かりました。

伊東選手の狙いはどこにあるのでしょうか。

弁護士法人フラクタル法律事務所・田村勇人弁護士:
いや、それはおかしいと、こちら(伊東選手側)はポーズを取らないと、民事の裁判への影響があるので、当然、伊東選手側としてはやるべきこと。

検察審査会とは、一般国民の中から、くじで選ばれた11人が、検察の不起訴処分が正しいかどうかを判断するもの。

弁護士法人フラクタル法律事務所・田村勇人弁護士:
検察官が不起訴と判断した全ての資料を、審査会の会議体が同じように見て、さらに場合によっては法律の専門家を呼んできて、その意見なんかも聞きながら判断する。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。