去年7月、和歌山県田辺市の認可外の保育施設で生後5カ月の女の子が死亡していたことがわかりました。

当時、施設には、保育士が1人しかいませんでした。

■生後5カ月の赤ちゃん うつぶせで窒息死

去年7月、田辺市の認可外保育施設「託児所めぐみ」で、生後5カ月の柴尾心都ちゃんがベッドの上でぐったりとしているのが見つかり、意識不明の状態で病院に搬送されましたが、死亡しました。

県などによると、心都ちゃんは、うつぶせの状態だったということで、司法解剖の結果、窒息死とみられるということです。

■乳幼児4人に保育士1人の体制「長年の経験もあり1人で預かれると思っていた」

認可外の保育施設で複数の乳幼児を預かる場合、国は2人以上の保育士を配置するよう求めていますが、当時、この施設では乳幼児4人を施設の代表で保育士の女性が1人で見ていたということです。

県の聞き取りに対し、代表は「長年の経験もあり1人で預かれると思っていた。ベッドで寝かせて5分おきに見ていた」と話していたということです。

和歌山県は、5日午後4時ごろから検証委員会を開き、詳しく調査する予定です。

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