愛媛と広島を舞台にSNSを通じ、大麻を密売していた新しいタイプのグループを愛媛県警が4日までに摘発しました。これまでに10人を逮捕していて、県内でまだ大麻が流通している可能性を視野に捜査しています。
この事件で警察は4日、大麻取締法違反の疑いで熊本県美里町に住む会社員・川崎雄太郎容疑者(37)を逮捕。大麻の栽培のため呉市に一戸建て住宅を借りるなどした疑いがもたれていて、容疑を認めています。
またこの住宅には38歳の男が住み、松山市の33歳の男と去年11月までの約2カ月間、大麻草148株を栽培した疑いでこれまでに逮捕され、すでに実刑判決が言い渡されています。
警察は大麻が東予の若年層の間でまん延しているとして捜査し、去年7月から今年1月までに大麻や覚せい剤を所持・使用していた疑いで、当時18歳から22歳の男女7人を逮捕。大麻の供給源を追及して呉市での栽培が浮上し容疑を固めました。
川崎容疑者ら3人と大麻などを使用したとされる男女7人は、匿名性の高いメッセージアプリを使っていたものと見られています。
この事件で逮捕されたのは10人。警察は呉市で栽培された大麻が愛媛県内でもまだ流通している可能性を視野に捜査を進めています。
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